2009/3/10    
                   
                   
    「竜神」の保存について          
                   
            AWA検査技術者    
            no.25 赤羽広治    
                   
                   
 それは去年の8月盆前の事である。            
会長のミツワさん他TMO会員と共に現地を視察した。「今年はここに竜を設置するんだ。」    
「高さ5M,全長20M」というものだった。            
会員の中には「一回りくるっと回転したりしてやれば、、、」なんていう人も居た。      
                   
 オレはその場を解散したあと、会社にて構想を練った。          
自重,風力,積雪,地震等イメージした。              
 その時点で,オレは永久保存を視野に入れていた。          
六本木の蜘蛛「ママン」だあ。              
 そして、本年度のイルミネーションフェスタはご希望の竜を設置し,無事終了した。      
                   
 扨,いよいよ今年になって,撤去の問題が持ち上がった。          
毎回皆に会う度に,オレは「保存ならこの場所しか無い。」って周知していた。      
 「役場で撤去のことで,何か言ったら,いつでも一緒に同行しますで。」とオレは言っていた。    
TMO役員とオレは保存したい旨を役場理事者にお願いに行った。   (2009/3/4)    
 町長はいいことだからと言い,諸条件をクリアーした上でのOKの回答を頂けた。      
                   
諸条件                  
1 安全   子供達が怪我等しないように、処置を講ずる      
2 水利   水利の清掃等には万全を尽くす        
3 電気   ソーラー発電等一緒に絡められないか?      
      (役場建設水道課)   等々      
                   
                   
 日本の近代建築「東京中央郵便局」の保存問題もあり、又先日(2/28)1部解体中に「待った」を掛けた,  
鳩山大臣の報道ともオーバーラップした1日だった。            
 結局吉田鉄郎の歴史的建造物は,1部分のみを残すこととなってしまった。 (2009/3/6)